瘀血、毛細血管について
瘀血という言葉は聞いたことがあるでしょうか?東洋医学では瘀血と指すのですが何かというと血液がよごれている状態や塊をさします。そして実は人間の毛細血管は広げていくと地球を2周半する長さの上に赤血球がすこし縮こまらないと通れないくらい細いとのこと。
ご存じの通り私たちの身体は水分が6~8割占めており水は血管やリンパ液として、さらに細胞と細胞の間の間質組織液という体液として体内をサラサラと流れ続けます。この水が全身の毛細血管隅々までわたることで細胞に栄養や酸素を身体のすみずみの細胞まで届け、身体の老廃物を回収するかがとても大切になります。
瘀血が原因による症状
東洋医学でも万病のもとは瘀血といわれるくらい血液はとても重要になってきます。アーユルヴェーダでも食べた食事がどのように体内の構成物質を作っていくかが詳しく書いてあり、まさにそれはどんな食べ物を食べるのかにつながります。現代の食事の問題はとても大きく農薬、添加物、遺伝子組み換え、水の汚染、そして薬といった化学物質など細かく見ていくときりがないくらいです。
また現代人の食べすぎといったところもさらに拍車をかけています。そうして作られていく瘀血による身体の症状としては耳鳴り、難聴、ドライアイ、アレルギー性皮膚炎などの肌トラブルから、冷え症、薄毛といった様々な要因に絡んできます。そして脳の毛細血管がいきわたっていかないとそれこそ認知症の原因にもなります。
50年かけて血管は老化していくと現代医学ではいわれておりその結果高齢になって心筋梗塞などありとあらゆる病気になります。予防医学、しいてはアーユルヴェーダではさらに先の若返り医学を目指して若い内からケアをすることや気づいたときからケアをしていくことは自分の心身の健康に大きくかかわっていきます。
心臓から流れる血液の量
心臓から流れる血液の量は1日6000リットルといわれており毛細血管から流れ出る血漿は10分の1の600リットルになります。そのため私もリンパのセラピストでもありますが、組織液といわれる水など身体では10リットルに相当するためこの水の流れもとても重要ということになります。リンパ液は古い細胞や老廃物、細菌、脂肪なども運び、マクロファージという免疫細胞など活動しやすくします。毛細血管と同じようにリンパも全身にくまなく流れています。
運動不足、ストレス、喫煙、お酒がもたらすもの
運動不足は血液の循環とリンパの流れが悪くなるため、新陳代謝がさがり下半身のむくみや冷えにつながります。
ストレスは自律神経を乱すだけでなく、脳の視床下部という部分からストレスホルモンという糖質コルチコイドを分泌します。これにより白血球の中のリンパ球と溶かして免疫力が低下するためあらゆる病気にかかりやすくなります。
たばこはビタミンCを破壊するため、実年齢よりも20歳更けて見られるといわれるのは、これにより肌の黒ずみがでたり血管を老化させ収縮させるため血液が固まりやすくなります。そのため心筋梗塞、糖尿病、骨粗鬆症、アルツハイマーなど老化に伴う病気と密接にかかわっているといわれています。
お酒はほどほどに。本物の発酵しているお酒(飲みすぎはNG)を除き、多くとると高血圧、脳出血、肝臓の病気に発展します。アーユルヴェーダでもお酒は若返りとは遠くなるため勧めていません。
そのほかにも睡眠不足などもよくありません。
デトックス
すべてはまずデトックスから始まります。ゴッドクリーナーしかりまこも蒸ししかり大元です。実際、ゴッドクリーナーでも血流がよくなる結果がでており改善の例もこの瘀血がたまったときにでる症状の改善にとても似ています。まこも蒸しは五臓を利し毒を消すといわれていますので、最短最速でケアをしながら、自宅ではカタカナのパスタやハンバーグなどを控えて昔の日本人が食べていた和食中心の食事、添加物などに気を付けたり適度に運動したりと瘀血をためないことがとても大切です。腹8分目も大切です。瘀血をハリでさすにも太いハリで刺さないとでないらしくこれができる先生がなかなかいないそうです。
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